店内の一部に使っている塗料についてご質問をいただくことがあるので、
一度ここでご紹介しておきたいと思います。
店内の設えを組み立てるにあたり、ドアと増設した壁には、他の壁面とは
違う塗料を使いたいと考えていました。
そこで選んだのが「 ポーターズペイント 」というオーストラリアのもの。
友人が取り扱っていることを思い出しさっそく相談してみたところ、
どうやら素人の自分でも挑戦出来そうだったので、他の壁面や床同様、
自分で塗装することにしました。
先日そのことを ブログで紹介 してくれていたので、そのお礼というわけでも
ないのですが、使ってみた印象などと合わせてご紹介したいと思います。
メキシコで活躍した建築家 ルイス・バラガン の、あまりに有名なピンクの壁。
そのピンクの壁が経年変化で美しくやれている写真を見た時、色に対して持っていた
固定観念やイメージが良い意味で崩れたことを覚えています。
いつか広い面積で使ってみたいと思っていた色だけに、自分の空間で
それを試せるというのは千載一遇のチャンスが到来した、といったところでしょうか。
塗装に使う刷毛の使い方次第でいろいろな流れを描くことができます。
その流れ、そして溜まりに光が当たると陰影が生まれ、時間や光の変化に応じて
動きや表情も生まれてくるのがこのシリーズの魅力。
色の種類も豊富で、今回選んだ 2色は日本オリジナルのカラー。
ちょっとくすんでいるところなど、私の好みにぴったりです。
子どもの頃から大好きな色=ブルーを選びました。
塗料の良さ( 伸びが良く、だまになることがなかった )と専用の刷毛の塗り心地の
良さのおかげで、極々短い時間で、大いに楽しみながら塗装は完了しました。
お客さまや友人、知人からも、色はもちろん質感についてもお褒めの言葉を
いただくことが多く、店のアイキャッチャーとして大活躍してくれています。
全部となるとたいへんですが、例えばドア一枚だけ、例えば壁の一部だけでも
手を入れてみると、ずいぶんと空間の印象が変わり、毎日の生活のリズムにも
変化が生まれてくるもの。
ご興味のある方はぜひ、友人のスペースで開催される塗装のワークショップに
参加し、「 壁を塗る 」というのがどんな感覚のものなのか、一度体験してみると
良いと思います。気持ち的にも壁が低くなるので、実際にやってみようと具体的に
考えることができるようになるはずです。
なにより、塗り方など分からないままぶっつけ本番で挑むより、経験値がある分
気楽に挑戦することができるようにもなりますからね。
私は諸般の事情でぶっつけ本番での挑戦となってしまいましたが・・・
今回ご紹介した塗料「 ポーターズペイント 」は、credenza では取り扱って
おりません。ご質問などは、友人のショップ( 下記 )宛に直接お問合せください。
■ 問合せ先
インテリア末永
〒615-8224 京都市西京区上桂三ノ宮町 13-4
HP;http://www.is-kki.com/
posted by;堀