昨年末の12月25日に、一年の締めくくりの恒例行事である
京都北野天満宮の『 終い天神 』へ行ってきました。
学問の神様である菅原道真公が誕生、そして薨去されたのがいずれも
25日だったことに因み、毎月25日は天神さまのご縁日としてたくさんの露店が
境内とその周辺に並びます。これが『 天神さん 』の謂れなのだとか。
『 終( しま )い天神 』とは12月に開催される天神さんのことを指し、
露店、そして新年を迎える準備や合格祈願の参拝者でたいそう賑わいます。
昼前に御暇したのですが、その入れ替わりぐらいで人の流れが多くなった気が。
そんな天神さんは、大師会・太子会( 大阪・四天王寺 )や弘法さん( 京都・東寺 )と
いった縁日と並び、私にとってとても大切な場です。昨年一年間にいただいたご縁の
お礼と、一年の締めくくりのご挨拶をしないわけにはいきません。
あっという間に店に戻る時間がやって来てしまいます。
帰阪前に改めていただいてきたご縁にお礼を。
この場で出逢ってきたモノたちは、現代の生活の中では具体的な用途を持たない
モノばかり・・・ですが、その身に削り込まれた時間の経過が生み出す美しさには、
どうにも抗し難い魅力が宿っているものです。
そんな ” ニッチな ” 楽しみを皆さんとも共有できれば・・・
モノ好き( 物好き )冥利に尽きるというものなんですけどね。
posted by;堀