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アップ・更新しました。
今回更新したのは、神奈川県を拠点に活動する
橋村大作さん のガラスの作品『 宇宙の化石 』。
HP へのアップ自体はオープン後にしているのですが、
撮影し直したもので入れ替えてみたので、これを機に改めてご紹介したいと思います。
designed/made;橋村大作
箔なし;¥3,240 / 箔あり;¥4,320 /(約)W.8.5xD.7xH.3.5cm / 340g
material;ガラス、銀箔/銅箔
一点ものの作品として制作しているため、あくまでも参考としてお考えください。
ここまでの3種類が、銀箔を使っている仕様です。
溶けたガラスを竿で取り、そこに色の着いたパウダー状のガラスを乗せ、
更に銀箔を貼付け、最後に断面を均しサンドペーパーでひたすら磨く。
作品が誕生するプロセスはこういったところですが、機械的に作業として
こなしていけるようなことなのかというと、決してそんな単純なものではありません。
季節や気候によってガラスが冷えるスピード等が変わるため、
理想とする発色、そして箔の変化が同時に備わる作品に仕上げるのは
至難の業で、いまでも試行錯誤の連続だとのこと。
特に最初にご紹介している blue*gold は、この鮮やかな色と銀箔の変化が
絶妙に絡み合うタイミングの見極め、そしてコントロールがとても難しようです。
その名が示す通り、copper=銅=銅箔を使っているパターン。
墨を流したような仕上りは、同じ金属である銀箔を使っているものとは
全く違う表情を湛えています。
続いては箔を使用しないパターン。
まるで金属の塊のよう。核となる透明なガラスに黒い色ガラスを乗せる際、
高温ではツヤが出てしまうため、適度に冷えてから付けることで
マットな仕上りに調整するのだそうです。
箔を使わないパターンの作品には気泡が使われているものも多く、
特にここでご紹介しているsiver veil などは一体どうやってこの泡を生み出しているのか、
俄には想像できないような細工が施されています。
制作現場にまだ伺えていないので、言葉足らずな説明しかできないのが歯痒いところ。
今年こそは・・・。
ずっしりとくる質感に驚く方が多いようです。その重量と、フラットな断面を
下にすることで生まれる安定感で、ガラスは転がることなくしっかりと紙を
押さえてくれます。
・・・と一通り具体的な用途の補足説明をしましたが、名前が想起させる
用途のことは横に置き、じっくりといろいろな角度から観察・覗いてみてください。
そして、ご自分の感じるままに、自由気侭な発想でひとつひとつの作品が
見せてくれる景色、世界、そして宇宙に飛び込んでみてください。
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posted by;堀