2015年10月22日木曜日

HP / online shop updated;kasumi plate / fresco( 大阪府 )



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ホームページとオンラインショップに、
取り扱い作品の情報をアップ・更新しました。

今回ご紹介するのは、ここしばらく更新が続いている
吹きガラススタジオ『 fresco 』が手がけるガラスのプレートです。

『 kasumi 』という名を冠するこのシリーズは、読んで字のごとく
『 霞 』を意味していますが、それは単に気象現象が生み出す景色を
モチーフとして取り込んでいるだけではありません。

そこにはこんなコンセプトが込められています。

温暖湿潤な日本という土地は、ほぼ年間を通して湿度を含んだ
空気=ベールに覆い包むまれているようなもので、普段はそれと気づかない
そのベールを意識するのは、遠く離れた対象物を見た時に「 何か 」が
自分と対象の間に介在することに気づいた時。

この、空気中に含まれるぼんやりとした「 何か 」があるからこそ、
私たちの意識は空気や光を認識することができるのだと思います。

この空気が含んでいる「 何か 」を『 kasumi 』は表現しています。



■ kasumi plate
designed/made;fresco
description;
吹きガラス( 非耐熱 )

online shop;fresco


S, purple;¥4,320 /(約)φ.19xH.2 cm



全ての作品に fresco のロゴが入ります。


くるみのおはぎをひとつ。



S, brown*green;¥4,320 /(約)φ.19xH.2 cm


淡い色のグラデーションが広がる様は、その名の通りまるでガラスの中に
立ち込める「 霞 」を封じ込めたかのようで、
宙吹きで成形されるガラスは有機的な曲線、ゆらぎ、そしてうねりをまとっています。



きな粉のおはぎをひとつ。



M, brown*green;¥7,236 /(約)φ.23xH.2.3 cm


S;M サイズ比は和皿で言うところの六寸と八寸皿のそれ、
大きめの取り皿と大皿と言えばご想像いただきやすいかと思います。



先述の曲線やゆらぎ、うねりというのが何なのか、表面に映り込む周囲の
環境の様子をご覧いただけばお分りいただけるかと思います。
とても有機的で、艶っぽくもあるその豊かな表情には見惚れるばかりです。

最後の一枚は( ケースからうまく出せず、角の方が崩れてしまいましたが )
ほうじ茶の水羊羹です。


型を用いずフリーハンドの宙吹きで成形することで生み出す曲線やうねりは、
ひとつひとつが異なる形・表情を持っており、色の出方、
そして「 霞 」のかかり具合も同じものはひとつとしてありません。

ご来店の折にはぜひ手に取り、そして見比べながら、お気に入り見つけてください。

今回の撮影で用意したおはぎと水羊羹ですが、悪くなる前に食べてしまわないとと
( 冒頭でご紹介した「 何か 」とおはぎの関係を考えながら )
撮影後=オープン前に完食しました。数年前まで餡子が苦手だったんですけどね。


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posted by;堀