2016年4月16日土曜日

works;納品事例 / lowtable by. ハタノワタル * tipura studio( 大阪府・Wさま - 2/2 )



< works >
ご購入いただいた取り扱い作品・製品のその後、
納品事例のご紹介です。

先日のエントリー でご紹介している、
大阪市在住の Wさま宅 へのお届け記録。

前回=前編は「 fresco 」ペンダントランプ「 tropmoc 」について、
今回=後編はローテーブル、そして「 鉄板 」と「 鉄の脚 」について
ご紹介したいと思います。

まずはテーブルの制作について。

天板は京都で和紙を制作、そしてその和紙で様々な創作活動を行う
ハタノワタルさんに。
脚は、こちらも京都で鉄( 鍛鉄 )で内外装にまつわる様々なものを制作する
tipura studio に、それぞれお願いしました。



■ low table
サイズ;W.120xD.70xH.38 cm
天板;芯材=ランバーコア、和紙、顔料で塗装の上オイルウレタンで仕上げ
脚;鉄、蜜蝋ワックス仕上げ

制作協力;天板= ハタノワタル( 和紙 ) / 脚= チプラスタヂオ( 鉄 )



芯材に和紙を貼り、顔料で着色した上で、
耐水性を高めるためにオイルウレタンで仕上げてもらっています。

一見するだけでは何でできているのか想像できない、
見る箇所によっては金属のようでもあるその不思議な質感は、
使い続けるに従い豊かに変化・成長していきます。

ハタノワタルさんが手がける天板は、店頭でも展示/使用しています。
ご興味ある方は、ぜひ実物をご覧になってみてください。
それまでの「 和紙 」に対するイメージが、きっとガラリと変わるはず。


側面から見たときのバランス/プロポーションを重視し、
天板に対し脚はギリギリまで内側に来るようにしています。

ディテールについては、後日改めてお届け前に撮影した画像で
ご紹介したいと思っていますが、細部にも手の跡が感じられるよう、
溶接跡などに粗さを残すようにしてもらいました。


こちらは「 鉄板 」と「 鉄の脚 」。
二台ならべて、サイドテーブルのような感覚でお使いいただいてます。

尚、店舗取扱分が先日 Sold Out した前仕様の「 鉄板 」ですが、
来月開催の展示『 tipura studio iron works 』で新仕様をご紹介する予定です。
ただ、現段階ではあくまでも予定なのでこの件は改めてのご案内ということで、
もうしばらくお待ちください。


アルネ・ヤコブセンのドロップチェア、ハイメ・アジョンのアナログテーブル。
FLOS や Le Klint の照明。
昨年のミラノサローネで発表されたばかりのソファ。

デンマーク、スペイン、イタリアで生まれたモダンなプロダクトが
ひとつの住空間にこれだけ揃っている様を目にし、
( ああ、これは眼福だな・・・ )などと、ミーハーだと思いつつも
ついつい興奮してしまった自分を責めることはできませんでした。


個人的に最も感慨深かったのは、欧州から届いたモダンなプロダクトと、
ハタノワタルさん や tipura studio、そして fresco の作品やプロダクトが
ひとつの ” 住空間 ” で一緒に在る景色を目にすることができたこと。

生まれ育ったバックグラウンドこそ違えど、その場の主人が
自身のフィルター( =価値観・美意識 )を通して集めたモノで構成される
空間には自ずと統一感が生まれ、そういう場特有の心地良さや魅力が
育まれる( と常々思っている )ということを改めて確信できました。

今後どんな空間に育てられるのか、またおじゃまさせていただきたいものです。

ご依頼いただいた Wさま、そして Hさん、
制作関係者の皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。


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posted by;堀