しばらく前に SoldOut した商品が、
再入荷しています。
今回届けてもらったのは、 F/style( エフスタイル / 新潟県 )が手がける
国産のい草を用いた「 い草飾り 」です。
designed;エフスタイル / 五十嵐恵美 星野若菜( 新潟県 )
made by;畳屋道場 株式会社( 山形県 )
material;い草( ※泥染 )、ワイヤー
※ 泥染;淡路島の粘土を溶かした泥水に漬けて仕上げており、
香りの元は、この土と草が元々持っているものが入り混じったものです。
online shop;F/style
※ F/style が手がけるプロダクトは、カートショッピングには
対応しておりません。各アイテム「 お問合せ 」から、もしくはメール、
tel/fax にてお問合せ・ご注文くださいますようお願いします
多湿な空間では空気中の水分を吸収しすぎて、カビが発生する場合があります。
・前述の通り「 泥染め( ※ ) 」を施しているため、束の底面に土のような
粉が出ます。気になる場合は、トレイなどを敷いてお使いください。
※ 泥染めについて;
い草を畳表固有の色合いに仕上げると同時に、耐久性を増すことで
繊維などへのダメージ軽減し長期保存を可能にするなど、欠かせない作業です。
本商品の泥染めには、淡路島で採れる粘土を溶かしたい泥を使っています。
あらためてご紹介するに当たりこの泥染めについて色々と調べみたところ、
この加工技術は江戸時代中期から始まったようで、熊本県で採取されるい草には、
長く淡路島で採れる淡路染土が用いられてきました。
この淡路染土は他の産地でも好んで使われているのですが、
それは淡青灰色の淡路染土が先述の畳表固有の色合いにい草を染めるのに
適している、というのが理由のひとつのようです。
この他にも淡黄褐色の九州染土や広島染土、また近年では高品質な
い草生産農家が好んで使用する備後染土と呼ばれるものもあるようです。
再入荷をお待ちいただいていた方も少なくないようで、
SNSにアップ後からご注文、また足を運んでいただく方が続いています。
こういった具体的な用途を持たない( 生きていく上で必ずしも必要とされない )
モノに惹かれ、側に置こうと思う気持ちや価値観を共有できることの喜びを、
改めて噛みしめているきょうこの頃です。ありがとうございます。
ご来店の折にはそれがどんなモノなのか、
実物を見て、そして香りを確かめてみてください。
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posted by;堀