2015年12月18日金曜日

exhibition;『 橋村大作 展 』 / 橋村大作( ガラス )



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現在開催中の個展の様子、作品などのご紹介です。

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■ 橋村大作 展
会期;12月12日 - 20日 / 土 - 日 11.am - 7.pm
作家在廊予定日;12・13日
※ たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました

■ about
『 遠い記憶を呼び起こす 忘れたくないことを閉じ込める
見たこともない未来を想像できる ガラス、であればいいと思う 』

時に金属を纏わせ、時に泡を宿らせ、様々な技法でガラスに
命を吹き込む作家の手による作品が、
オブジェを中心に花器、酒器、茶器と並びます。

冬の冷たい空気に包まれながら、凛々しく、そして静かに
たたずむその姿をぜひご高覧ください。

■ profile
幼少期をメキシコ、ペルー、スペイン、イギリスで過ごす
1997 横浜硝子工房、能登島ガラス工房
1998 ケーズブローイング ガラス工房
2001 スウェーデンへ G.Glas verk
2002 九つ井 陶郷 ガラス工房
2006 フリーランスでガラス制作活動開始
2009 ギャラリー、百貨店、クラフト展にて作品発表活動中

■ works and more info
hp / blog / online shop





この作品は、” 創る和紙職人 ” である ハタノワタルさん が手がける
「 名刺箱 」を身体に見立て、その内側に記憶や時間の経過・堆積としての
ガラス作品を宿らせる、というイメージで私から橋村さんに制作をお願いしたもの。
( 私は箱を手配し、テーマを投げただけですが・・・ )


この個展のために制作された作品で、ひとつとして同じものはありません。
こちらはその内にひとつで、溶岩が固まったかのような表情を湛えています。

この場を借りて改めてお礼を。ハタノさん、ありがとうございました。



■ ペンダントランプ
先日のエントリーでも取り上げた「 アイスクラック 」という
技法を用いて制作された、雪のように白いペンダントランプ。
クラックの入った氷のドーム、といったいところでしょうか。




■ 掛け花




お花を活ける方から、花材を安定できるような仕掛けを・・・という
ご相談を受けたことから生まれた、まるで吹き出しかけた溶岩が
固まったような形の口を持つ花器。私は「 lava=溶岩 」と呼んでいます。



■ 飾り瓶
燻んだような色合いは、まるで細かい色の粒子を塗されたかのよう。
使い古された香水瓶のようでもあり、その仄かで艶っぽい色づきが
気に入っていたのですが、本日最後のお客さまに見初められ旅立っていきました。


「 スカートを身に付けた女性が踊っている姿ですか? 」
とあるお客さまの一言。ああ、その視点はなかったな・・・と。


会期は明後日まで、残すところあと二日間ですが、まだまだ自分とは異なる視線、
そして視点で楽しまれる方との出逢いが待っていそうです。
明日は 9.pm ごろまで開けていると思うので、もしお近くへお越しになるような
ことがあれば、気兼ねなくお気軽にお立ち寄りください。


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posted by;堀