credenza でサロンチェアーの生地張替えをお手伝いさせていただき、
先日無事にお届けしてきました。
今回ご依頼いただいたのは、藤井寺市のサロン L さま。
オーナーの Y さまとは彼此10年来のお付き合い。
私が友人を紹介したことがそもそもの始まりで、その友人との付き合いも
今も続いており、店内には彼が関わっている植物が所狭しとディスプレイ
( 販売も )されていました。
サロン内での大掛かりな撮影を控えてらっしゃったようで、時間的にかなり
切迫した状態だったのですが、作業にかかる寸前に( ・・・え? )という事態が
発生したものの、関係者各位の尽力のおかげでご希望日に間に合うよう
お届けすることができました。
だただ感謝するばかり。ありがとうございます。
内容;椅子本体の生地張替え、及び腰当てクッションのカバー制作( 共布使用 )
生地;麻+綿混紡( イタリア製 )
前回の張替えをお手伝いした際にベルトとクッション材を全交換しており、
今回は全体の状態が良好だったので無理に手をつけることなく、生地の張替えのみで
対応することにしました。
使用した生地は裏面をコーティングして強度を増す仕様のものではなく、
織りの密度を高くすることで強度を増すようにしているものを選んでいます。
ヨーロッパ製の生地にはこの製法を用いているものが多いらしく、
裏表いずれかを選ぶことができます。それぞれで色が微妙に異なり、それに合わせ
質感も少し変わってくるのがこの仕様の面白いところ。今回は裏面を表に。
「 撮りやすいように、好きなように動かしてくださいね 」
というありがたいお言葉をいただいたものの、駐車場空き待ちの方も
いらっしゃるのを知り気は焦るばかり。
( パーマ液など )も使われるため、顧客の出入りが多い店であれば尚更、
どのタイミングでどういう経緯で、何によってなど、その種類や処理の判断を
正確に下すのは当然至難の業。やはり相応の変化が生地にも出ていました。
ただ逆に考えれば、数年に一度の張替えが恒例行事的に行われるということは、
その間この場が多くの方から支持されてきた / いる証拠、とも言えるでしょう。
ご依頼・ご相談をいただけたことはもちろんですが、お付き合いの長い方の
ことだけあって、多くの方がその椅子に座られたということを嬉しく思わずには
いられませんでした。次も数年後にぜひ。
Y さま、今回もご相談、そしてご依頼いただきありがとうございました。
良い撮影になることを祈念しています。
張替えについては、場合によっては椅子を買い替えるのと同程度の費用が
掛かるケース( 椅子の構造などの理由で )もあり、それが絶対的に正しい選択肢と
断言することは出来ませんし、それは所有者とそのモノとの関係性で
決められるべきことだと思っています。
が、一体どれぐらいかかるものなのかなど、費用の見当が全く着かないというのも
事実だと思います。迷われている場合など、一度参考までに、ぐらいのお気持ちで
ぜひお気軽にご相談ください。
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posted by;堀