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取り扱い作品・製品の情報をアップ・更新しました。
今回アップしたのは、ポルトガルのアレンテージョ地方に残る
ヨーロッパ最後の手織りラグ工場で織られる、ウール100%のラグマットです。
昨冬の入荷 以来ですから、久しぶりの更新・再入荷です。
更に詳しく、歴史的背景や現在に至る経緯を知ることができたので、
その辺りを軸に改めてこのラグマットの魅力をご紹介したいと思います。
made by;FABRICA ALENTEJANA DE LANIFICIOS( ポルトガル )
S;¥32,400 / W.120xD.90
L;¥57,240 / W.180xD.120 cm
description;
material;wool 100%、ドライクリーニング推奨
online shop;Fabrica Alentejana
至ってシンプルなもの。ポルトガルとスペインの国境近くに位置するこのエリアには、
中世の頃から羊飼いのマントやウールのラグを織る工房が多数存在していたそうです。
中世といえば、宗教解放運動( レコンキスタ )によって8世紀から続いた
イスラム教国による支配から、キリスト教国がイベリア半島を奪回したころ。
こういった時代背景が異文化の融合を促し、結果としてそこで暮らす人の生活様式、
そしてそこで使われる道具の仕様に広がりをもたらすこととなりました。
逆らえず、第二次大戦後には多くの工房が大量生産指向にシフトしていくことに。
そこに現れたのが、この工房の現オーナーであるオランダ人・ミゼットニールセン氏。
1970年代、この地方を旅した際に出逢った手織り機によるラグに一目惚れした氏が、
前オーナーから工房を譲り受けこの土地で暮らすことに。
この工房が今日まで存続する軌跡は、そんな出逢いがきっかけだったそうです。
こういった背景にある経緯に触れてみると、前回もご紹介したポルトガルの
シューズブランドがまとめた映像の中に映る3人の熟練職人たちが、
まるで手織り機をパートナーに踊っているかのような姿もひと味違って見えて
くるのではないでしょうか。
店頭で実物に触れていただく際には、今回ご紹介したことをほんの少し
思い浮かべながら、その色遣い、感触を楽しんでみてください。
入荷数はごく僅少です。ご興味のある方は、ぜひお早めにお声掛けください。
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posted by;堀